2012.04.28 NHK「きれいの魔法」 大人のニキビケア
吉木伸子先生
(治療に東洋医学を取り入れ、美容医療にも注力されている皮膚科のお医者さま)
ニキビとは?!
ニキビとは、 毛穴の角質が厚くなり、皮脂がたまり、そこにアクネ菌が繁殖して、炎症を起こしている状態です。
よく、思春期を過ぎてからのニキビは「吹き出物」であり、ニキビとは違う・・・と言われますが、思春期のニキビと大人のニキビは、できる要因は違っても、実はそのメカニズムは同じで、医学的には「座瘡(ざそう)」と呼ぶのだそうです。
ニキビの要因
思春期のニキビは、ホルモンバランスの乱れが大きく関係しているようですが、大人ニキビは、睡眠・食事・メンタル(ストレス)といった要因が深く関係しています。
よく、甘いも・油っぽいものを食べ過ぎるとニキビができやすくなると言われますケド。 実は、食べ物とニキビの関連性は、医学的にもよくわかってはいないところがあるのだそうです。
ですが、血糖が上がるほど甘いものを食べ過ぎてしまったり、リノール酸系脂肪酸を多く含むものを食べ過ぎると、皮脂が増えてしまって、ニキビができやすくなると言われているそう。
ただ、これには個人差がかなりあるようなので、食事の栄養バランスの乱れが原因していると考える方が良いかもしれません。
よく「不規則な生活は何年も前からしているが、ニキビは数ヶ月前からできたものなので、それは関係ないのではないか?」とおっしゃる方がいらっしゃるのだそうですが。。。
『ニキビは要因が蓄積して出てくるもの』・・・ということなので、不規則な生活は改める必要があるのだそうですよ!
ニキビのタイプ
実はいろいろあるんですね。 ニキビのタイプ!
白い小さいニキビ
つぶすとアトになって残るのでは?という心配がありますが、白い小さいニキビの場合は、上手にいいタミングで中を出すことで、早く治ることがあるそうです。
ムリにギュウギュウつぶすのは絶対にダメです!
コメドプッシャーという道具を使って肌をやさしく押し、コメドプッシャーの穴部分から皮脂を出すのがオススメなのですって。
白い炎症を起こしていないニキビに使うコメドプッシャー。 入浴後なぢ肌が清潔でやわらかくなっている時に使うのが◎だそうです。
ムリに強く押さないことも大切!
黄色く膿を持って、破れそうなニキビ
てっぺんが見えて、破れそうなニキビであれば、針でつついて皮膚から膿を出してしまうのも可。
針は火で炙るか、アルコールで拭くなどして、消毒してから使うのがポイントだそうです。
ニキビができてしまったら
にきびができてしまったら、悪化させないことが大切です。
洗顔で皮脂をしっかりと落とす。
「朝は皮脂があまり出ていないので、洗わない・洗顔料を使わない」というのはNGだそう。
朝・晩、きっちりと洗顔料で洗うこと。 その際、お皿を洗った時のように、指がキュッ!となるくらいが1つの目安とのことです。
ビタミンC誘導体配合の化粧水を使う。
ビタミンC誘導体配合の化粧水を使って、皮脂の抑制・炎症を抑えましょう。
※ご自身のお肌の状態をよく考慮して、ケアなさってくださいね。 自己ケアが難しい場合や、よくわからない場合は、皮膚科の受診をオススメします。
*挿入している画像(イラスト)は、背中ニキビケアのJewel Rainジュエルレインさまからいただいた資料(ジュエルレイン パーフェクトガイドブック)のページを使用させていただいております。