本ページでは、ヘアライン矯正と植毛について書いています。
実際にヘアライン自毛植毛を体験する筆者が、クリニックで伺った話や実体験を元に書いた、口コミです。
ヘアライン矯正と自毛植毛
ヘアラインとは、顔まわりの毛の生え際のことです。 特に「おでこの生え際の形」をさしますが、こめかみやもみ上げあたりまでを表現することもあるようです。
ヘアラインがM字だったり、形が悪かったり、額(ひたい)がやたらと広かったりと、ヘアラインにコンプレックスを感じている女性は少なくないと思います。
これを「形良く矯正」することが、ヘアライン矯正です。 目鼻立ちと生え際のバランスを考えて施術を行うことで、全体的な顔の印象を良くしたり、小顔に見せたりします。
薄毛治療というよりは「美容目的の植毛」ですが、薄毛を解消しつつヘアラインを整えることもありますし、分け目の薄毛を埋めることも、ヘアライン矯正と言うことがあるようです。
コスメ、アートメイクから自毛植毛へ
韓国や中国では「小顔メイク・ 分け目隠し・ヘアライン矯正」用の、ヘアラインシャドウやヘアライナーなるコスメの人気が高まっていて、「コスメによる矯正では満足できなくなった女性が、自毛植毛の手術を受ける。」といったケースも、かなり増えてきていると伺いました。
コスメで生え際や頭皮に色を付けて、小顔見せしたり、ヘアライン矯正するのは手軽ですが、洗顔や洗髪で落ちてしまう・色合いや質感が不自然に見える等、マイナス点は否めません。
コスメの代わりに「入れ墨」で色を付けるアートメイクでのヘアライン矯正という方法もあります。 洗顔や洗髪で落ちることはありませんが、広範囲に毛髪の質感を出すのは難しいように思います。
そこで、自毛植毛でのヘアライン矯正が注目されてきている訳ですね。
自毛植毛ならば、一度施術をしてしまえばその後は他の髪と同様に生え続けるというのですから、コンプレックスを根本的に解消することができます。
AGA等の薄毛治療の自毛植毛と、ヘアライン矯正植毛の違い
今回ワタシが体験させていただくのは、額のヘアライン矯正植毛ですが。 植毛を受ける方の割合で言えば、断然男性のAGA薄毛治療の方が多いとのことです。
女性のヘアライン矯正植毛と、男性の薄毛治療の植毛。 根本的なところは同じみたいですが、多少違いがあるように思いますので、そのあたりを紹介させていただきますね。
男性のAGA薄毛治療等の自毛植毛
下の写真は、親和クリニックさんで施術をされた男性の自毛植毛前後です。
AGAによる薄毛を解決するための植毛かと思います。
「額の形を良くして額を狭く」されていますので、こちらも「ヘアライン矯正植毛」と言えなくもない気がしますけど。 男性の薄毛治療の場合には、太く元気でハリのある毛髪を移植するのが一般的であるようです。 ボリュームアップするには、しっかりと存在感のある毛髪の方が適しているからですね。
女性の生え際へ・ヘアライン矯正の自毛植毛
女性の場合は、生え際に太くてたくましい毛髪が生えることを好みません。 通常生え際には、細くて柔らかい毛髪の方が多いので、自然なヘアラインを作るには、細い毛髪の方が相応しいのです。
そのため、後頭部からのグラフト(株)採取の際、女性らしく・より自然に見える生え際になるよう、グラフトを見極める必要があると言います。
また、ヘアライン矯正というよりは薄毛治療に近いかもしれないですが、生え際の形はあまり変えずに、ボリュームアップをするということもできます。
AGA・FAGA・びまん性脱毛症などの薄毛について
AGA=男性型脱毛症(androgenetic alopecia)は、男性ホルモンと遺伝が関連した脱毛症のことです。 加齢によって、主に前頭部や頭頂部の髪が薄くなるのが特徴です。
女性の進行型脱毛症は「FAGA=女性男性型脱毛症(Female Androgenetic Alopecia)」と言うそうですが、こちらもホルモンバランスの影響を受けて起こることが多いとのこと。 産後に薄毛・抜け毛で悩む方が多いことは、よく知られているところですが、FAGAの多くは、加齢による女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れることによって起こると言われています。
AGAもFAGAも、加齢や体質(遺伝)等の要因で起こっている場合、育毛剤や服薬で薄毛悩みを解消するのは、なかなか難しいことのようですね。
その点自毛植毛は、AGAの影響を1番受けにくい「後頭部のグラフト(毛株)」を移植するので、移植後の脱毛は心配しなくて良いそうです。(移植範囲外は除く)
AGA等の男性の薄毛治療の植毛は、女性のヘアライン矯正の植毛と比べて、より広範囲に施術の必要があることが多いように思います。 移植の株数が増えれば、その分費用もかかりますので、どのくらい植毛するか?の判断は、悩ましいところですね。
また、植毛した部位は半永久的に髪が生えるということですが、植毛をしていない(する必要がなかった)ところは、その後の加齢によって脱毛する可能性もあるため、再度植毛を検討する必要が無いとも言えません。 このあたりもヘアライン矯正の植毛とは違うところと思います。
その他、「びまん性脱毛症」という髪全体が薄くなる脱毛症があります。
男女ともに発症する脱毛症ですが、女性の割合の方が多いようです。 原因は、ホルモンバランスの崩れの他、栄養不足・血流不足・間違ったヘアケア・ストレスなど様々で、加齢のほか、生活習慣にも大きな要因があるとも言われていますが、女性のびまん性脱毛症は、大部分がFAGAによるものだそうです。
自毛植毛は、「びまん性脱毛症」の薄毛対策としても需要があります。
■次の記事は、親和クリニックさんの「自毛植毛」の特長についてです。
ヘアライン自毛植毛体験記
>親和クリニック新宿店さんで、モニターとして施術をしていただきました。
■自毛植毛は、薄毛悩みを持つ男性はもちろんのこと、最近は額の形を変えたい女性や、フェイスリフトの傷跡を隠したい女性の間でも人気となってきている「美容医療」です。